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クロアチア旅行記 Day3

Day 3
〜アドレア海の真珠〜

 10:30
ホテルで朝食をのんびりとり、ゆっくりと出発。
今日は一日ドゥブロヴニク滞在なのでゆったり過ごせる。街も昨日半日でぐるりと周れる程度だと分かったので、余裕ある行動がとれそう。

道を歩いて行くと途中で装甲車が目に入ってくる。
クロアチアはかのユーゴスラビアから独立するため紛争を経験した歴史があり、そうした歴史の爪痕が各所にある。
ここでは、その当時使用されていたであろうものが展示されていたのだ。”MAJSAN” というニックネームが付けられていたな。

1991年に製造され、街の防衛で活躍したのだ

 

街の北に位置するスルジ山という小山に登ると街全体を見渡せるのだが、少し雲がかかっているため少し時間をずらすため路地裏をブラブラする。

ドゥブロヴニクは史跡と海と生活感が織り混ざる街だ
狭い場所でもテーブルと席を並べ、コーヒーやアルコールを飲みながら談笑する
休憩するカフェは沢山ある。ここは、かつては船の修船場だったという古い建物だそうだ。
食べかけで失礼。 ロジャタと呼ばれるプリンのような、プリン。右手は伝統菓子のマカロニケーキ。
プラツァ通りはいつ見ても美しい
スルジ山山頂にかかっていた雲がなくなり晴れて来たので、いざスルジ山へ

スルジ山

スルジ山は、クロアチア・ダルマチア地方のドゥブロヴニクの町の背後にある山である。標高は412mで、1806~1816年にナポレオン軍が占領中に建設した帝国要塞と白い十字架があり、1991~1995年のセルビアとの独立戦争では主戦場の一つであった。
戦争中から中断されていたケーブルカーも2010年に再開されて、歩いても登れる頂上からは、眼下にドゥブロヴニクの町とアドリア海、遠くの海に浮かぶ島々を眺めることができる。
wikipediaより

城壁の外に出て、ロープェイで山頂まですぐ。87kn。
このケーブルカーは紛争により破壊されたものの、2010年に復活したとのこと。

山頂には、当時攻撃にさらされた跡が残されていた。

独立宣言をするもセルビア・モンテネグロはそれを認めず、近隣するここドゥブロヴニクはその勢力に包囲され、7ヶ月間もその攻撃対象となったそうだ。

そうした建物の後ろには、人もいなくドゥブロヴニクの街並みを一望できる景色が広がっていた。
ロープウェイ手前の展望台までしか人は来ないみたいで、建物裏には「your risk」= 自己責任でどうぞ、の看板が立っていた。
スルジ山は紛争中に連邦軍が布陣した場所であり、安全が十分に確保されてはいない土地柄との情報も。
でもここは穴場。

細長い地形が分かる。ここからイタリアは…見えないね。

ロープウェイ発着場の横には、石碑がある。
世界遺産に登録されているドゥブロヴニクは紛争の影響から危機遺産に指定されたが、その後紛争が終わり除外されている。

内陸側を見ると荒涼とした風景が広がっている。

改めてスルジ山から街を眺めると、アドレア海の真珠という異名がつくのも頷ける。
紛争により危険にさらされながらも、今もこうしてその姿を保ち続けている世界遺産都市。ここからの眺めは、ドゥブロヴニクに来たら一度見ておきたいものだし、見れて良かった。

ロープウェイではこのように眼前に楽しめる。

さて観光は続く。
ルジャ広場に戻りカフェでジェラート休憩をしつつ、聖ヴラホ教会の上に備えられた聖ヴラホ像を写す。
時は10世紀、ヴェネチア人の襲撃を聖ヴラホが事前に知り伝えた事で、ドゥブロヴニクは守られ、彼は守護聖人とされたそうな。
今でも結婚式はこの聖ヴラホ教会で挙げられるそうで、街の人々からの信仰は厚いそうだ。

聖ヴラホ

聖ヴラホは、10世紀からドゥブロヴニクで崇められている、この町の守護聖人です。
年代記作家達は、10世紀、ヴェネチア人の船がグルージュとロックルム島の前に停泊した時、聖ヴラホがドゥブロヴニクを救ったと書いています。
ヴェネチア人達が、食料と飲み物を調達したらすぐにレヴァントへ向けて出発すると言うと、ドゥブロヴニクの人々はそれを信じてしまったのです。ところがヴェネチア人達は、この機会を利用して町を見て回り、占領を計画してこの町の弱点を探ったのです。聖ヴラホは、教区教会の司祭、ストイコにこのことを知らせ、ヴェネチア人達の夜の突然の攻撃から町を救いました。司祭は聖ヴラホを、長い髭のある白髪の老人で、頭には司教の帽子をかぶり、手には杖を持っていた、と描写しています。城壁や塔に見られる像の姿です。
2月3日は聖ヴラホの祭典で、この守護聖人の祝日は、ドゥブロヴニク市の日にもなりました。
tzdubrovnikより

教会裏にある中広場には、露店が建ち並び青空市場となっている。

 

青空市場を後ろにさらに上へと進んで行くと、聖イグナチオ教会がある。
バロック様式の重々しい雰囲気。

 

そして教会を出て路地裏に回れば、再び生活の風景が広がっている。

坂道の多い旧市街。路地裏散策は続く

いたる所に猫がいる。
外国の猫は場所にもよるけど痩せて栄養が十分でない猫をみかけることがあるけど、ここの猫達はみな毛並みが良い。
飼われているのだろうか、時折首輪も見かける。
野良の動物達からは、その場所の清潔感や食べ物の量、人と動物の接し方など、そうした点を垣間みる。
ここには港があり釣り人もいるから、猫達にはたまない場所なのかも。

昨日、城壁の上から見た海沿いのオープンテラスを発見し、ちと休憩。
アドレア海の風を感じながら優雅に地ビール。たまらん。

 

 16:30
さて、1日ゆったりして大体は見て回れたんじゃないだろうか。
そうだ、最後に修道院の中を見てみよう、ということでフランシスコ修道院に戻る。

中は回廊になっており、小鳥のさえずりが聞こえる癒しの空間。史料室などもある。

ここはここで癒された。

 

 19:00
旧市街を堪能したので、ラパッド地区へ戻ることに。
来る時に気になっていた店に入り、お肉を頂く。
ビフテキ、ラム肉。焼きが加減が柔らかみある丁度良い具合なのだけれども肉は臭みが若干残る感じで、そんなに美味しくない印象だった。しかし、ポテトがうまい。

接写しすぎて分からなくなった写真がこちら。

クロアチアワインを美味しく頂き、しっかり酔う。

相変わらず美しい夜景だ。

 

 

ホテルへ戻り、酔っぱらってバタンキュー。

ドゥブロヴニクは1日もあれば十分見て回れる。
もう時期はすぎたけど、夏にはサマーフェスティバルやハムレットの野外劇などが催されるそう。チャンスがあれば、夏にまた来てみたい場所だ。

さて次回Day4は国内線に乗り、クロアチアの首都ザグレブへ。
今度は荷物が消える事はない、ハズ。

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