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ヨーロッパの旅 ~Day4~

Day 4
〜憔悴と迫力とポテトパーティー〜

 

 8:00
朝食をとり、身支度する。
オーナーであろうおっちゃんが、テーブルに来て簡単に話をする。
各テーブルを周り同じ様に客と談笑する。アットホームな朝。

 

 9:00
出発。相変わらずおっちゃんは談笑している。そして長話。
鍵を返す時も話が始まる。ロマンチック街道を南下するルートを説明し始める。
「ナビがあるから大丈夫だよ」と言うと、“そりゃないぜ”という顔をするので、OKOKと話を聞く。客との会話が好きなんだ。
前日に日本で地震があったという話もして、過去の東日本大震災のこと含めて日本のことも心配してくれていた。ほんと良いおっちゃん。

おっちゃんと奥様。素敵な夫婦です。

おっちゃんと別れをつげ、そしてローデンブルグの細い道を無事抜けて、次に目指すはアウクスブルク。外は若干の雨。

この頃から車には洗濯物。バックミラーが見づらい。
折り紙かね

ここで、初給油。燃費が良い&タンクがでかいので給油はそれほど必要なかった今回の車。
給油は日本のセルフと変わらず、DIESELシールも貼ってありノープロブレム。
会計は中のお店で。今回の旅はどの国でも同じ方法。

各ラベルも貼られており、迷うことも無いかと。

さてさて、アウクスブルクはというと、残念ながら街の写真はなし
というのは、こんな事があったから…

アウクスブルクは持参したガイドブックにちょこっと紹介程度だった。
だから、なめていたのかもしれない。
予想に反して栄えており、街の中心地は路面電車と車が同じ車線を走っている。そして交通量が多い。
流れるままに交通の渦に飲み込まれ、車間は狭いわ電車におっかけられるわ逆に電車をおっかけるわ、などなど、パーキングを探すのも苦労するほど。
試しに路上パーキングに停めてみるものの、メーターがないので近くの女性に聞いてみると、住民用のパーキングだったりする。
最終的に近く似合ったイオンのような大型ショッピングモールのパーキングに停めることにした。
そして、相方の右足の痛みもあり散策は断念。ここでの観光はやめて、ショッピングモールで塗り薬と昼飯を買い、脱出することにしたのだ。

大型ショッピングモール。
足の腫に効く塗り薬を探す。

 

塗り薬を入手し、次の場所へ向うことにした。こうした急遽な変更も旅の一つ。

アウクスブルクについていえば、街中は古い建物が多くかなり良い雰囲気があった。
紹介は以下の引用に譲る。

アウクスブルク

アウクスブルクはドイツの南部、ミュンヘンの北西に位置しています。その名はローマ皇帝アウグストゥスが紀元前15年に駐屯地を開いたことに由来し、ドイツではトリーアに次ぐ2番目に古い街とされています。現在の人口は約29万人で、バイエルン州で3番目に大きい都市なんですよ。歴史あるアウクスブルクには、美しい噴水や教会、きらびやかな大広間をもつ市庁舎など、華やかな建物がたくさん!バロック様式からロココ様式、そして19世紀末のユーゲント・シュティールまで、バリエーション豊かな歴史的建造物の数々が観光に訪れる人を飽きさせません。またアウグスブルクは、有名なヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの父レオポルト・モーツアルトが生まれた街としても知られています。
skyticketより

 

 13:00
ヴィース教会へ向う。
ロマンチック街道をちょっと東に外れた、何も無いところにある教会らしい。
ガイドブックのページを見た瞬間、これは是非行きたいと思ったところ。

南下していくとアルプス山脈も近づき、山々が見える様になる。テンションが自然と上がる二人。

 14:00
高原を走り狭い山道を通り、教会に到着。
しかし観光客どころか人もおらず、周りには何も無い。何やら小さい教会がぽつんとあるだけで、中は閉まっている。
おやおや…。これは怪しいげということでiphoneで調べてみると、全く別場所にいるというオチ。(この教会の写真を撮り忘れ…)
フリーな旅ではよくあること、だ。

 

周りには何もない。山と牧場がただただ広がっていおり、この教会があるだけだ。

 15:00
ヴィース教会にやっと到着!

 

ヴィースの巡礼教会

ドイツ南部の小さな村でのこと。あまりにも痛々しい姿から、長い間しまい込まれていた「鞭打たれるキリスト」の木像を、マリアという農婦がもらい受け祈りを捧げたところ、1738年6月14日、キリストの像が涙を流したという。この噂を聞きつけた人々がマリアの家に押し寄せ、1740年に小さな礼拝堂を建てましたが、巡礼者はますます増え、1746年に新たに教会が建てられることになりました。これが、世界遺産に登録されているヴィースの巡礼教会です。

アルプスを背に立ち、緑の牧草地に白壁が映える教会は、当時の高名な建築家ドミニクス・ツィンマーマンの手によるもの。素朴な外観に比して、内部の装飾は華麗で繊細。その際立つコントラストに目を見張ります。ドイツ・ロココ様式の最高傑作と称えられ、主祭壇の天井フレスコ画は宮廷画家だった兄のヨハン・バプティストの作品。パイプオルガンも、じつに華やかに装飾されています。

「鞭打たれるキリスト」の像は、十字架にかけられたキリストの血を表す赤い柱と、神の恩寵を表す青い柱に囲まれ、自ら犠牲になり復活したキリストの象徴である子羊の像、キリストの献身を表すペリカンの像などが配された主祭壇に安置され、伝説の奇跡を今に伝えています。ヴィース(ドイツ語で草原)の名のごとく質素な佇まいの教会ですが、年間100万人もの巡礼者を迎え入れています。
阪急交通社より

そして中に入ってみると……。

凄すぎて、凄い…としか言葉が出てこない。

豪華絢爛
素晴らしい天井。
全体。「天から降ってきた宝石」とも讃えられているらしい。
他の教会でも同じ様に、ローソクやキャンドルが灯されており、寄付をして1本立てるようだ。
後ろにはパイプオルガン。

 

ただただ、圧倒される空間だった。良いものを見た。

 

 16:00
ヴィース教会を出発し、ロマンチック街道最南の街であるフュッセンへ。

フュッセン

ロマンティック街道終着の町「フュッセン(Fussen)」が位置するのは、ドイツ南部の大都市ミュンヘンと同じバイエルン州。オーストリアとの国境に接しており、周辺は2000mを超える山脈アンマーガウアー アルペン(Ammergauer Alpen)や、フォルゲンゼー(Forggensee)など5つの湖が周りにある、自然が豊かな町です。
フュッセンからは、ドイツ観光で人気のノイシュヴァンシュタイン城行きのバスも出ており、約10分で到着するほどの近さ。ノイシュヴァンシュタイン城や、その近くにあるホーヘンシュヴァンガウ城を観光する際の拠点にもなります。
ついついノイシュヴァンシュタイン城が近くにあるため、通り過ぎてしまうのがフュッセンの悲しい運命…。しかしこの町も既に5世紀にはローマ人が住み始めていた歴史があり、そのため古くて美しい建物も多く残っています。
トラベルjpより

 17:00
フュッセン近郊に到着。市内への道が何やら渋滞中。
その間に、そろそろ宿を見つけないといけないので、近くの宿を探しながら目の前に広がる景色を堪能する。

時間もちょい遅めなので手こずるかと思いきや、2件目で確保。
しかしこのとき、ある重大な決断を要した。そうそれは、“ダブルベッド”
男二人の旅において最も避けたいワードであり、だがしかし状況に応じては受け入れざるを得ないことを予想される、危険なワード。
遂に4日目にしてこのワードが出現し、やむなしに受け入れることに…

メイン通り。写真は宿ではないけど、こういった外装が多く、木造の建物も多い。山が近いからね。
広々とした牧場。

フュッセンの標高は800mほどあり、この時期冷えるが景色が爽やかで良い場所だ。

遠くに見える城。さすがドイツ。

ノバインシュタイン城にしては小さいんじゃない?見たことないけど、もっとこう、でっかいやろ!という会話をしていたけど、あれはノバインシュタイン城であることを翌日知る。

日もだんだん暮れてきて寒くなってきた

日が沈む時間帯は、こんなマジックタイムになる。この先のスイスでもそうだったように、アルプス周辺はこの時間、本当にこういった紫色の景色が広がります。
ただひたすらにこの時間を満喫した。

写真の加工はしていない
満月の空と、街灯の明かりが対照的。

何も無い牧場で遊び尽くした後は、宿で夕食だ。

ドイツワインはほんと飲みやすい。下戸な相方はこの赤ワイン3口で豹変することに。
ドイツ料理のオンパレード。そして始まるポテト祭り。

酒の勢いで調子よくメニューを頼んだ結果、ポテト料理に次ぐポテトが届く。
そして始まるポテトとの戦いは、長く苦しいものだった…。 ロマンチック街道の終わりでも全然ロマンチックなことは起こらず、待っていたのはポテトの山だった。
もうポテト怖い。

Day4はそんなところ。明日はついにスイス入りのDay5。

自分の思考に向き合おう

日々忙しく過ごしていると、なかなか自分のことや今後のことを考える時間が持てない。そんなことありませんか?
あるいは、一人で悩んでいて、なかなか人には相談できない。
もし、そんな状況にあるのなら、ちょっとだけ立ち止まって考える時間を作ってみませんか。
なかなか人に言えない悩みがあるなら、まずは言葉にしてみませんか。
そのお手伝をします。対話の中から発見や納得が生まれることもあるんです。
立ち止まって、自分の思考に向き合ってみると、何かが見えてくるかもしれません。

一緒にその時間を作って見ませんか?

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